1974年のデビューから熱狂的なファンを生み続けるバンド「KISS」。ハードでキャッチーな曲がほとんどだと思われがちだが、意外にスローなナンバー、バラードも多い。ここでは「ハードじゃない曲」という括りで10曲を挙げてみたい。
HARD LUCK WOMAN/ハード・ラック・ウーマン
1976年「ROCK AND ROLL OVER/地獄のロックファイヤー」収録。ポール・スタンレーがロッド・スチュワートに提供するつもりで作ったといわれる。前作「DESTROYER/地獄の軍団」で「BETH/ベス」をヒットさせたピーター・クリスのボーカル曲。この曲も全米15位のスマッシュ・ヒットとなった。
BETH/ベス
「DESTROYER/地獄の軍団」収録。ラジオDJがシングルカットされた「デトロイト・ロック・シティー」をかけようとして、誤ってB面の「ベス」を流してしまったところ、「いい曲じゃん」と評判になり、結局KISS最大のヒットとなった。エアロスミスの「ドリーム・オン」と同様、この曲を目当てにライブに来た客は「え?」と驚いたかもしれない。
GOIN’ BLIND/ゴーイン・ブラインド
「HOTTER THAN HELL/地獄のさけび」収録。ベースラインが特徴的で、ヘビーといえばそうだが、うまいアレンジで仕上げている。「私は93、お前は16」。私もまだまだ先が長い、と思わせる1曲。
SURE KNOW SOMETHING
THEN SHE KISSDE ME
2,000 MAN
ローリング・ストーンズのカバー曲。エース・フレーリーが歌った数少ない曲の中で最もヒットした。
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